しまぞうブログ

プログラミングと資産運用

【FIRE】アーリーリタイアに必要な資金の考え方【逃げ切り計算機で検証】

アーリーリタイアしたいけど、どれだけお金があればいいんだろう…
投資で一発当てないと実現できないのかな…

このような悩みにお答えします。

結論から言えば、アーリーリタイアは誰でも可能です。しかし、リタイア後に望む生活によって、必要資金は大きく変わってきます。そのあたりについて、本記事にて解説いたします。

本記事の内容は以下のとおりです。

  • 「逃げ切り計算機」でリタイア時の家計をイメージする
  • アーリーリタイアには、資産型、節約型、労働型の3タイプがある
  • 3つのタイプを組み合わせれば30歳でのリタイアも可能!

逃げ切り計算機というサイトでは、生活費や現在の貯金などを入力することで、何歳まで生きられるかを教えてくれます。これを利用することで、アーリーリタイアのおおよそのイメージができます。

アーリーリタイアを実現するには、大きな資産を持つ以外に、生活費を抑える、アルバイトなどで生活費を補填する、といった方法もあります。これらを考慮すると、30歳でのアーリーリタイアも現実的になってきます

これらについて、さらに詳しく解説していきます。

【逃げ切り計算機】でアーリーリタイアのイメージを掴もう!

こちらが逃げ切り計算機のサイトになります。

使い方はいたってシンプルです。
まずは各項目を入力します。
おおまかに以下のように入力すれば良いでしょう。
(厳密に入力しても、その通りに行く可能性は低いでしょう。)

  • 現在の年齢: リタイア予定の年齢
  • 現在の貯金額: リタイア時の資金
  • 年間利息: 株などで資産運用している場合は平均利率
  • 年金支給開始までの年間支出額: 現在の年間生活費+α(50万円程度)
  • 年金受給開始後からの年間支出額: 同上
  • 年金受給開始年齢: 65歳
  • 受給年金の月額: 年金の月額(こちらで簡易的に計算できます)
  • 年間インフレ率: 0%
  • 受給年金のインフレ連動:「しない」

各項目を入力して「試算する」ボタンを押すと、以下のようなメッセージが表示され、何歳まで生きられるか教えてくれます。この場合は「56歳まで」です。

人生を逃げ切るために、年齢と貯金額(場合によっては年金受給額も)を徐々に上げていきます。例えば、以下のように変更します。

以下のような表示になれば、支出を収入が上回った状態となり、逃げ切り成功です!

ここまでいかなくても、110歳まで生きられれば、心配はいらないでしょう。

アーリーリタイアは、資産型、節約型、労働型の3タイプ

実際に計算してみて、どのように感じましたか?
先ほどの例では、リタイアの年齢を遅らせて資金を増やすことで、逃げ切りに成功しました。

ですが、それ以外にもアーリーリタイアの方法があります。大きく分けて以下の3タイプに分類できます。

  • 資産型:大きな資産を元手にした不労所得で生活する
  • 節約型:節約して生活費を抑える
  • 労働型:アルバイトなどで生活費を補填する

家計の収支を「(生活費)<(不労収入)+(労働収入)」と考えると、資産型は不労収入増節約型は生活費減労働型は労働収入増、となります。「労働型」がいわゆるセミリタイアになります。

ちなみに、先ほどの例は資産を大きくしたのちにリタイアするので、「資産型」に分類されます。

残りの「節約型」「労働型」について、具体例的に見てみましょう。

節約型の場合

節約型の場合は生活費を抑えることになります。例えば、生活費を毎月10万円に抑えることができれば、以下のような条件で逃げ切り可能です。

労働型の場合

「労働型」の場合は、アルバイトなどで得た収入の分だけ年間支出額から差し引けばよいです。例えば、生活費250万円のうち、100万円を労働で補えば、以下のような条件で逃げ切り可能です。

会社員のうちから副業している方は、セミリタイア後にその収入を当てにすることができますね。

3つのタイプを組み合わせれば超アーリーリタイアも可能!

「資産型」「節約型」「労働型」の3つのタイプは、それぞれ独立するものではなく、組み合わせることが可能です。組み合わせると、かなり世界が変わってきます。

「労働型」「節約型」を組み合わせて、生活費を150万円に抑え、100万円を労働で補うと、不労所得は50万円で済みます。
そうなると、以下のような条件でも逃げ切り可能となります。

※逃げ切り計算機では1000万円単位で利息がつくようになっています

30歳までに1000万円貯めれば、それ以降は会社に縛られずに生きていけます。かなり世界が変わってきませんか?

実際には、生活費にもっと余裕が欲しかったり、アルバイトで100万円稼ぎ続けるのは、不測の事態が発生したときに耐えられないでしょう。

結局は、それぞれの人生において、どのようなリスクを取って、どのようなリターンが欲しいか、といったことになると思います。

まとめ

本記事では、セミリタイアに必要な資金の考え方について、「逃げ切り計算機」を使用しながら解説してきました。

リタイア後にちょっとした労働をするセミリタイアでは、「30歳で1000万円」という超早期リタイアも可能となります。

「さすがにそれは不安…」という方も、人生の貴重な時間を無理して会社に捧げる必要はない、ということを感じていただけたなら、この記事を書いた意味があったということになります。

ちなみに、本記事にて紹介したセミリタイアの「資産型」「節約型」「労働型」に対して、今からできることは以下のようになります。ぜひこれらについて詳しく調べてみてください。

  • 資産型:資産運用
  • 節約型:家計の見直し
  • 労働型:副業

参考記事

積立投資は初心者でも簡単に始められる資産運用です。以下の記事にて解説していますので、今すぐ始めましょう!

https://shimazoh.hatenablog.com/entry/reserve-start/

節約は資産形成においても重要です。特に資産形成初期段階では絶大な効果があります。以下の記事にて解説しています。

https://shimazoh.hatenablog.com/entry/seed-maney/