【株式投資】生活防衛資金を有効に活用するには証券口座に預けよう【IPO】
資産運用で生活防衛資金を確保しておかないといけないのはわかるけど、ただ預けているだけではもったいない…
なんとか生かせる方法はないだろうか…
このような悩みにお答えします。
資産運用では、不測の事態に備えて生活防衛資金を確保するのが基本です。しかし、せっかくの軍資金が銀行預金で全く増えないのはもったいないですよね。
結論から申し上げますと、生活防衛資金を働かせるには証券会社に預ければよいです。これによりIPO抽選に参加するための買付余力とすることができます。
本記事では、生活防衛資金を証券会社に預けてIPO抽選に生かす方法について詳しく解説します。
生活防衛資金は低リスクな「IPO投資」に回しましょう
生活防衛資金を働かせるには、初心者でも低リスクなIPO投資がオススメです。
IPO投資とは新規公開株(IPO)を初値で売却して利益を狙う方法
IPOとは新規上場株式のことです。
株式が新規上場される際、上場前に公募価格が設定され、その価格で投資家は株式を購入します。
需要が高ければ、株式上場後の初値が公募価格を上回ります。そこで株式を売却することで利益を得ることができます。
こちらのサイトでは過去のIPOの公募価格と初値が一覧になっています。
例えば、2020年8月に上場した「ニューラルポケット(4056)」の場合、公募価格が900円で、初値が5100円なので、(5100-900)×100株=42万円の利益になります。
他の銘柄もほとんど初値が公募価格を上回っていますね。また、マイナスの銘柄も事前予想が悪いケースがほとんどですので、容易に避けることができます。
IPOは抽選、しかも当選確率は非常に低い
IPO投資は利益が非常に出やすいので、多くの人が公募価格で購入したいと思うわけですが、当然全員が買えるわけではありません。抽選で当選した人だけです。
当選確率は非常に低く、利益の狙える銘柄の当選確率は0.5%あればいいほうかなと思います。私の経験では複数の証券会社から全て抽選に参加して、やっと年に2,3回当選するといった感じです。
IPO抽選参加には証券口座への預金が必要→生活防衛資金の出番!
こんなにも当選確率が低いIPOですが、抽選に参加するには購入資金を証明するための証券口座への預金が必要です。
※預金が不要な証券会社もあります。
そこで、生活防衛資金の出番です!
生活防衛資金の預金口座を証券口座にすることで、IPO抽選に参加することができます。
また、以下のような理由から生活防衛資金を充てても心配いりません。
- 急遽お金が必要なとき、証券口座の預金は銀行口座のようにすぐに引き出せる
- IPO投資は損失が出ることが少なく、資金が減る可能性が極めて低い
ちなみに、私は株価の暴落に備えて一定の比率で現金を保有しておりますが、その現金も証券口座に預けてIPO抽選参加資金にしています。
なお、証券口座に資金があるからといって他の投資に使わないように注意しましょう。
IPO投資を始めてみませんか?
IPO投資は低リスクな投資のため、生活防衛資金のように減らすことが許されないような資金でも活用することができます。
デメリットは、ほとんど当選しないのに、複数の証券会社から抽選参加の手続きをするのが面倒ということです。
ある程度資産のある方からすると、労力に見合ったリターンを得るのは難しいでしょう。
ですが、資産運用初期で全資産における生活防衛資金の割合が大きい方には十分なリターンがあります。副業だと思って根気よく抽選に参加することが大事です。
IPOに関する参考記事です。