PythonでGoogle Chromeを自動操作するための準備【Selenium】
Google ChromeなどのWebブラウザを自動操作できると、様々な作業を自動化でき、とても捗ります。クラウドソーシングでもそのようなプログラム作成依頼をよく見かけます。
本記事では、PythonでGoogleChromeを自動操作するための準備について解説します。
作業環境
- Windows10
- Anaconda 4.10(scoopでインストール)
- Python 3.8
作業手順
作業前に仮想環境を新規作成しておきましょう。
①Seleniumのインストール
以下の2つの方法のどちらでも良いです。
Anaconda Navigatorを使用する場合
Anaconda Navigatorで「Selenium」を検索しApplyします。
完了後、再度検索してインストールされていればOK。
Anaconda Promptでコマンドを打つ場合
Anaconda Promptを起動して以下のコマンドを入力してもよいです。
conda install -c conda-forge selenium
インストール完了後、以下のコマンドで確認しましょう。
conda list
②ブラウザドライバのインストール
Seleniumを動作させるにはブラウザに応じたドライバが必要です。
ドライバはこちらのサイト(https://chromedriver.chromium.org/downloads)からダウンロード可能です。
上記サイトにアクセスすると、多くのバージョンが公開されていますので、自分が使用しているGoogle Chromeのバージョンに合ったものをダウンロードしましょう。
バージョンは、ブラウザの右上の点(Google Chromeの設定)→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」で確認できます。
ダウンロードしたドライバ(exeファイル)は適当なところに保存してください。プログラム内でパスを指定して使用します。
動作テスト
Google Chromeを自動操作する準備ができたので、簡単なプログラムで動作テストします。
以下はGoogleで「sample」と検索するプログラムです。コードの説明は本記事では割愛します。
from selenium import webdriver import time driver = webdriver.Chrome("C:\\chromedriver.exe") #ドライバ取得 パスはドライバの保存先 driver.get("https://www.google.co.jp/") # 目的のサイトにアクセス search = driver.find_element_by_name('q') # 検索ボックス(name='q')取得 search.send_keys('sample') # 検索ワード送信 search.submit() # 検索実行 time.sleep(3) driver.quit() # 閉じる
これでChromeを操作できるようになりました。